痔ろうと肛門周囲膿瘍
痔の中でも一番やっかいなのが痔ろうです。
肛門の奥から細菌が入って、肛門の周囲が化膿したものが肛門周囲膿瘍で、痔ろうの前段階です。
こうなってしまったら、自分で治すのは無理。
早く治療しなければなりません。
膿瘍が自然に破れるか切開したあとが、炎症をくり返し、肛門の奥とつながってトンネルができた状態が、痔ろうです。痔ろうは薬では治らず、化膿をくり返して長い間に複雑化したり、がん化することもあるので、手術が必要となります。
患者のほとんどは男性。特に下痢ぎみの人は要注意です。
●原因
肛門の歯状線にある肛門小窩(しょうか)というくぼみに傷がつくと、便に混じっている細菌で炎症が起こります。
その炎症が広がり、膿をもった状態が肛門周囲膿瘍です。
この膿瘍が自然に破れたり、切開した後に何度も炎症を繰り返し、体内に膿のトンネルが何本も伸びた状態が痔ろうです。
●症状
肛門周囲膿瘍は、突然おしりにおできのような腫れ物ができて、痛みます。発熱することもありますが、切開して膿を出せば治まります。
痔ろうになると、おしりの皮下で膿のトンネルができるため、膿で下着が汚れたり、ベタベタすることがあります。
●治療
痔ろうの前段階ともいえる肛門周囲膿瘍は、切開して膿を出せばラクになります。
ただ、この後痔ろうになる可能性が高いので、注意が必要です。
また、痔ろうと診断された場合は、手術をしなければ治りません。
放置しておくのは危険なので、早めに診察を受けることが大切です。
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